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ライトの照明〈タリアセン〉オマージュに妹島和世、永山祐子、鈴木啓太が参加!

フランク・ロイド・ライト誕生150周年を記念してスタートしたYAMAGIWA〈タリアセン2〉特別限定モデルシリーズ。
これまでさまざまなオマージュを捧げられてきた「タリアセン」だが、今回参加しているクリエイターは建築家の妹島和世、永山祐子、デザイナーの鈴木啓太の3名。
 

妹島和世デザインの《透明な明かり》

昼間はアクリルが周囲の光をやわらかく反射し、空間に溶け込む。(日本女子大学図書館にて)
透明なアクリルの球体を8つ縦に重ねたもので、F.L.ライトのステンドグラスやラグ等のモチーフにもなった「円形」と、自身の建築モチーフとしても使用する「球体」との親和性から導かれた照明。

下方から上に向かって照らし上げ、球形のオブジェが浮かび上がる。
透明なアクリル球を8つ重ねる。地面と接地部分にのみLEDモジュールを設置。
 

永山祐子デザインの《TALIESIN LIGHT》

細いパイプと薄いスチールで構成。(女神の森 セントラルガーデンにて)
オリジナルの要素はそのままに木から金属へと素材を変えることで、現代の建築空間に似合う軽やかなデザインを実現。限りなく薄いスチール表?には周囲の風景が映り込み、空間に溶け込む。

構造内に組み込まれたLEDの明かりは、スチール表面の風合いによりさまざまな表情を見せる。
 

鈴木啓太デザインの《TALIESIN ELEMENTS》

フランク・ロイド・ライトを象徴するエレメントである「正方形」を用いて〈タリアセン〉を再構築する試みだ。波佐見焼の窯元に協力を得て完成させたセラミックパネルを採用。深みのあるグリーンの釉薬は自然と調和するライト建築からインスピレーションを得ている。

鈴木啓太デザインの《TALIESIN ELEMENTS》。
パネル表面には帝国ホテルにも用いられたスクラッチタイルのようなテクスチャーが施されている。